今年10月のリリース以来、「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」は着々と機能強化が進んでいます。今回は「クロスドメイン計測」についてご紹介します。
GA4 で複数のドメインにまたがるクロスドメイン計測を可能にする機能が正式にリリースされました。
GA4 の管理画面で計測対象のドメインを指定すると、異なる複数のドメイン間でも途切れることなくユーザーやセッションを計測できるようになります。
従来のGoogle アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)では、サイトにコードを直書きするか、GTMで設定する必要がありましたが、GA4では管理画面で設定できるようになっています。
クロスドメイン計測の対象となるドメインに遷移した際には、「_gl」というクエリパラメータが付与されます。
GA4 で「aaa.com」をクロスドメイン計測の対象に設定している場合
ヘルプ(英語版のみ):Set up cross-domain measurement
https://support.google.com/analytics/answer/10071811?hl=en
[管理]>[ウェブデータストリーム]>[追加の設定]>[タグ付けの設定]>[ドメインの設定]で、クロスドメイン計測の対象となるドメインをすべて指定します。
※部分一致や正規表現での指定にも対応しています。
クロスドメイン計測の設定はデータストリーム単位の設定となります。クロスドメイン計測の対象となるドメインに遷移した際に、クエリパラメータに含まれた値でクライアントIDを上書きします。
そのため、遷移後のページでデュアルタギングを行っている場合には、従来のGoogle アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)で自動リンクドメイン設定を行っていなくても、リンカーパラメーターの受け入れ設定(allowLinker)が有効(true)になっていると、従来のGoogle アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のクライアントIDが上書きされ、以前の訪問と別のユーザーとして計測されます。計測範囲と従来のGoogle アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)の設定にご注意ください。
以上、Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の「クロスドメイン計測」の登場についてご紹介しました。
イー・エージェンシーでは、Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の導入については、できるだけ早めのタイミングをお勧めしています。なぜなら、経年変化など中長期的な比較や検証を開始するには、できるだけ早めに長期間の過去データを蓄積しておいた方が有利だからです。また、従来のセッション中心の分析とは違ったユーザーとイベント中心の分析や、機械学習による予測と施策への連携機能を利用できることも大きなメリットです。
導入と言っても、これまでの計測を止めたり、Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)に切り替えたりする必要はありません。これまでの計測はそのまま継続運用しながら、それとは別に新しいプロパティを追加してGoogle アナリティクス 4 プロパティ(GA4)で計測するだけでよいのです。当面は並行利用して、データを蓄積したりレポートを見比べたりしながら使い慣れていくイメージで問題はありません。
イー・エージェンシーは、「Google マーケティング プラットフォーム(GMP)」の認定セールスパートナー、「Google クラウド プラットフォーム(GCP)」の認定パートナーです。
また弊社はGoogleより2021年上半期における Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の数多くの導入支援実績を評価され、認定セールスパートナーとしてアワードを受賞しております。
これまでの豊富な実績を元に、GA4導入・移行をお客様のビジネスに寄り添い支援させていただきます。
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