「部下がなかなか育たない」社員が抱えがちな問題から人材育成を考える

管理職の悩みとして挙げられる中に、「部下の育成」がよく聞かれます。
昨今は技術の進歩が非常に速いため、ビジネスの現場でデータを活用する企業が増えてきており、期待されるスキルとして「専門的なITの知識・能力」や「課題解決スキル」などが求められるようになっています。
そのため、人材の育成では、OJTを中心に、仕事に必要な学びはある程度提供していますが、専門的な分野など仕事で必要な知識やスキルを常にアップデートしていく必要に迫られています。
新卒入社や異動者、転職者など今までデータにかかわることがこれまで少なかった人は、「仕事についていけるかどうか」など不安に感じる人も多く、企業側でも、人材育成としてデータリテラシーの教育を検討や実施が増えてきています。部下が課題に思っていることなどを軸に、育成のサポートで何が必要かなどを検討する必要があります。

今回は、そんな「部下がなかなかデータ活用人材に育たずにお困りの方」のために、社員が抱えがちな問題から、人材育成について考えて行こうと思います。

社会人になってあらためて学習する理由は
「仕事に必要な知識・能力を身につけること」がトップ

学びはじめた理由・きっかけは、「現在の仕事に必要な知識・能力を身につけること」が圧倒的に多く、次いで「将来の仕事やキャリアアップに備えて」、「資格取得のため」と続いています。「転職や独立のため」や「退職後に備えるため」などのキャリアチェンジを目指すよりも、現在の仕事への成果・貢献につながるような実用的な理由で学習を始める傾向がみられます。

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出展元:厚生労働省の能力開発基本調査

また、向上させたい能力・スキルとして「マネジメント能力」「課題解決スキル(分析・思考・創造力 等)」「専門的なITの知識・能力 」などが上位を占めていますが、個人能力で自信のあるスキルについて調査したところ、「専門的なITの知識・能力」は下位にあり、やはりデータ活用に関連する知識の習得などは、個人での学習だけでは限界があり、習得の難しさが伺えます。

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 出展元:厚生労働省の能力開発基本調査

社会人の学びを難しくしている原因は?

厚生労働省の調査で、自己啓発に対し「問題がある」との回答が8割を超え、「仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない」が約6割、「費用がかかりすぎる」が約3割と、時間と費用がその理由に挙げられています。

時間の制約

働き方改革など社会人の労働時間の改善などは進んでいますが、社会人の1日のほとんどの時間は仕事が占めています。そのほかの時間も、家事や育児などで忙しく、学習に充てる時間を確保することが難しくなることがあります。

費用の負担

学習には通常、教材や教育プログラムの料金など費用がかかります。自己啓発を行った人の自己負担額は、2万円未満が8割近くを占めており、学習費用を経済的に負担に感じる人が多いです。

教育制度やサポートの不足

社会人向けの教育制度やサポートが不十分な場合、学び直しやキャリアアップを図ることが難しくなります。適切なカリキュラムや指導、支援がないと、学習の効率が損なわれたり、自信を持って学び続けることが難しくなります。

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出展元:厚生労働省の能力開発基本調査

時間や場所を問わず学習できるオンライン学習が人気

自己啓発学習は、仕事や家庭のスケジュールに合わせて時間や場所に束縛されることなく自分のペースで学ぶことができるオンライン学習が多くの人に選ばれています。動画、音声、テキストなどのさまざまなコンテンツが揃い、自分の興味やニーズに合った学習を選択できます。交通費、教材費などの費用を節約することができるため、経済的負担を軽減しつつ自己啓発を行うことができるのも支持される理由になります。

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出展元:厚生労働省の能力開発基本調査

たとえば、プログラミング、データサイエンス、マーケティング、デザイン、健康、趣味など、非常に多様なカテゴリのコースが提供されているYouTubeやUdemyなどもオンライン学習として人気です。
YouTubeは、初心者から上級者まで、誰もが自分のペースで学び、必要な知識を無料で無制限に活用することができます。ただし、情報の質が不均一なため、信頼できる講師やチャンネルを見極めることが重要になります。
Udemyは、多くのコースはその分野の専門家によって設計されており、初心者から上級者まで段階的に学べるようになっています。無料コースも多数ありますが、専門的なコースや人気のあるコースは、コースごとに有料(サブスクリプションあり)で販売されています。
オンライン学習プラットフォームは、データ活用の学習に非常に有効なツールですが、それぞれの特性を理解し、自分の学習スタイルやニーズに合わせて使い分けることが重要です。

データ活用の第一歩には、「GA4の習得」がおすすめ

Google アナリティクス 4 プロパティ(以下GA4)は、2020年10月にGoogleからリリースされたアクセス分析ツールです。サイトやアプリに訪れたユーザーの行動やデータを分析するための包括的なツールとして世界中で広く利用されています。
GA4は、豊富な分析機能が搭載されており、ページビューやセッション数だけでなく、ユーザーの行動パターンやコンバージョン率など、さまざまなデータを詳細に分析することができます。ダッシュボードの作成や深堀分析、ユーザーが必要な情報を自由にカスタマイズできる機能も充実しているので、多くの企業やウェブサイト運営者によって広く活用されています。
また、GA4には無料版の他、様々な制限が緩和される有料版のご用意があります。
GA4有料版では、GA4無料版よりも高度な分析とマーケティング機能を利用でき、データ活用を支える重要な機能を利用できるようになります。

GA4の基礎から応用までデータ分析の自学習なら「GMP プレミアムサロン」

「GMP プレミアムサロン」は、APACでトップクラスのGA4導入実績のあるイー・エージェンシーがご提供する自学習コンテンツです。時間や場所にとらわれず自分のペースで学ぶことができるため、忙しく学習時間を確保できない方にもおすすめのサービスです。
弊社より有料版のGoogle アナリティクスをご契約のお客様へ向けてリリースしたサービスでしたが、沢山のご要望にお応えして、無料版をご利用の企業様へ販売を開始しました。
GA4の基礎から応用までを体系的に学ぶことができるため、初心者からでもスムーズに取り組むことができます。Google アナリティクスを用いたデータ分析スキルの習得に最適です。
是非、Google アナリティクスを用いてデータ分析を行える人材の育成にお役立てください。

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Google アナリティクスの自学習なら
GMP プレミアムサロン

GMP プレミアムサロンでは、GA4に関する基礎知識やスキルを習得できる「トレーニング動画」や、日常業務で発生する課題に対する解決策を提供する「GA4実践ガイド」など、データ活用に関するさまざまな問題を解決できるコンテンツを幅広くご用意しております。

学びの環境を整え、部下のやる気を掘り起こすことが重要

学びたい気持ちや成長への期待は強いものの、スキルアップやキャリアの発展に向けた時間や資金の制約がある人が多い現状です。
70%以上の企業で「従業員の自己啓発・資格取得に対する補助を行う」ことに取り組んでいるという結果もでており、企業側の学びへのプライオリティの高さが伺えます。
一方で、組織全体が忙しい中、教育やトレーニングに対する意識や取り組みが不足している場合があります。そのため、業務の優先順位を見直し、人材教育にも適切な時間やリソースを割り当てることが重要になってきます。

限られた時間やリソースを最大限に活用するためには、効果的な教育プログラムの導入が有効です。オンライン学習や短期集中型のトレーニングなど、柔軟で効率的な学習形式を取り入れ、学ぶ意欲を高める環境を整えることで部下のモチベーションが高まれば、仕事への取り組みも活発化し、生産性の向上も期待できます。また、満足度が高い環境では離職率が低下し、組織の安定性も増します。
教育やトレーニングの充実は、部下のモチベーションだけでなく、組織全体のパフォーマンスと成果にも繋がります。
 

人材育成に「GMP プレミアムサロン」をご活用いただいた事例のご紹介

本サイトでご紹介しております事例の中から人材育成にご活用いただいております企業様の事例をご紹介します。データ活用人材の人材育成についてご検討されている方は、ぜひ参考にしてください。


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また弊社はGoogleより2021年上半期における Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)の数多くの導入支援実績を評価され、認定セールスパートナーとしてアワードを受賞しております。
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この記事を書いた人
マーケティングチーム

GMP プレミアムサロンの企画運営担当
GMP プレミアムサロンを企画運営するマーケティング担当者で構成されています。Googleの最新情報の発信やウェビナー運営、動画・ダウンロード資料制作などマーケティング全般を手広く手掛ける縁の下の力持ち。
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