【GA4】Looker Studioでデータセットの設定エラー?! 原因と解消する5つの方法

Google アナリティクス 4 プロパティ(以下GA4)で収集したデータをLooker Studio(旧Google データポータル)を使って、可視化している方も多いのではないでしょうか?
Looker StudioでGA4データ連携を行う場合、Google Analytics Data APIからデータを取得しています。
APIの利用には割り当ての上限が設定されており、この「APIの割り当て上限」を超過すると、データの送信エラーが発生します。
時間をかけて作ったダッシュボードであれば尚更、エラーによって途中からデータの取得ができなくなる事態を防ぐ必要があるでしょう。

今回はGA4のデータを可視化する際に気をつけたい「APIの割り当て上限」とLooker Studioでおこるエラーの解消方法についてご紹介します。

 「APIの割り当て」とは

GA4をデータソースにした際には、Google Analytics Data API (GA4)のAPI割り当てを消費してデータを表示しています。
1日に利用できるAPI割り当てには限りがあり、その上限に達した場合、リクエストが失敗しエラーが発生します。
これはデータの可視化をする上では、避けては通れない問題となっています。

また、API割り当ての項目は細かく設定されているため、様々な理由でAPIが割り当てられます。

◆割り当て(公式ヘルプ)
https://developers.google.com/analytics/devguides/reporting/data/v1/quotas?hl=ja

※「Looker Studio PRO」では、「APIの割り当て」の上限は緩和されないので注意が必要です。

API割り当ての消費量・残量を確認する

まずは、API割り当ての消費量や残量を確認してみましょう。
Looker Studioのレポート上で、確認ができます。
API割り当てを大量に消費しているグラフがあった場合、その見直しを行うのも良いでしょう。また、API割り当てを使い切らないよう、残量を確認するためにも役立ちます。

「レポート全体」のAPI割り当ての消費量・残量を確認する方法

Looker Studioのレポート編集画面を表示する

グラフなどを何も選択していない状態で右クリックする

「Google アナリティクス(GA4)トークンの使用状況」をクリックする

API割り当ての上限緩和img1

  • このセッションで使用されたトークン:レポート全体や表示しているページの消費量
  • 残りのトークン:日・時間あたりに使用可能な残量、最終更新日時
  • トークンの使用状況で上位のグラフ:レポート全体のグラフ毎の消費量(降順)
 

「特定のグラフ」のAPI割り当ての消費量を確認する方法

Looker Studioのレポート編集画面を表示する

特定のグラフを選択した状態で右クリックする

「Google アナリティクス(GA4)トークンの使用状況」をクリックする

 API割り当ての上限緩和img2
 
  •  使用されたトークン数:選択したグラフの消費量
  • リクエスト日時:選択したグラフのリクエストが完了した時間
  • キャッシュから提供:選択したグラフでキャッシュを使ってデータを表示したかどうか
 

APIの割り当てが上限に達するとどうなるのか?

APIの割り当てが上限に達すると、リクエストが失敗しLooker Studioで以下のエラーが発生します。

「データセットの設定エラー」
Looker Studioではデータセットに接続できません。

エラーが発生すると、データがGA4からLooker Studioへ送られなくなってしまいます。
予めエラーが発生しないよう、準備をしておくことが重要です。

 

 「データセットの設定エラー」を解消する5つの方法

 GA4のAPIの上限を緩和するには、以下5つの方法が考えられます。

 

方法1 GA4 有料版にアップグレードする 

GA4には、様々な機能が使えるようになる有料版があります。
有料版にすることにより、1日あたりのAPI割り当て上限が200,000トークンから2,000,000トークンまでアップします!(※)
これにより、「データセットの設定エラー」を解消することができます。

また、有料版にすることにより、今回ご紹介した「データセットの設定エラーの解消」だけでなく、「サンプリングの回避」や「データ保持期間の延長」「(Other)の表示回避」「サブプロパティの作成」「Google広告連携におけるオーディエンス作成上限の緩和」「BigQueryへのエクスポートの上限緩和」「収集できるイベント上限の緩和」など、様々なメリットがあります。

※2023年5月16日現在のAPI割り当て上限数
 

方法2 各レポートのグラフ数を減らす

各レポートに表示するグラフの数を減らすことで、利用するトークン数を減らすことができます。
まずは、前述した「特定のグラフのAPI割り当ての消費量を確認する方法」を使って、特に消費しているグラフを特定し、本当に必要なグラフなのかを精査してみましょう。
これにより、必要なものだけに特化した、データの可視化が可能になります。
 
 

方法3 データ取得間隔を増やす

データ取得間隔を増やすことでAPIへのリクエストの頻度を制限することができ、APIの割り当て上限に達する可能性を低くできます。
「方法3」と同様に、使用目的に応じた適切なデータ取得間隔を検討してみましょう。

◆データの更新頻度を管理する(Looker Studioヘルプ)
https://support.google.com/looker-studio/answer/7020039?hl=JA
 
 

方法4 抽出されたデータソースを利用する

Looker Studioのレポートを直接GA4へ接続すると、データを読み込むたびにリクエストが実行されるため、API割り当てを消費します。
そこで、必要なデータだけを抽出したデータソースを作り、そのデータをLooker Studioへ読み込ませることによって、APIの割り当て消費を制限することができます。
 
API割り当ての上限緩和img3
 
ただし、抽出されたデータソースは静的な状態のため、データソース自体が更新されるまでレポートのデータは変わりません。
抽出されたデータソースを自動的に更新するよう、スケジュールの設定をするのも良いでしょう。
例えば「毎朝出社直後にレポートを確認できるよう、8時にデータソースの更新スケジュールをセットしておく」など、使用目的に応じて適切なスケジュールを検討するのがよいでしょう。

◆データを抽出する(Looker Studioヘルプ)
https://support.google.com/looker-studio/answer/9019969
 
 

方法5 BigQueryを利用する

GA4のデータをBigQueryにエクスポートし、GA4コネクタではなくBigQueryコネクタを利用してLooker Studioでデータを可視化する方法です。
ただし、BigQueryにエクスポートしたデータを抽出するためにはGA4のデータセットの知識とともに、SQLの知識も必要になります。
 
 

API割り当ての上限を緩和する唯一の方法は「GA4の有料化」

いかがでしたか?
「データセットの設定エラー」を解消する5つの方法をご紹介しましたが、根本的にAPI割り当ての上限を緩和するには、GA4を有料化する必要があります。

前述の通り、GA4を有料化することで、今回のAPI割り当て上限緩和の他、サンプリングの回避やデータ保持期間の延長など、様々なメリットがあります。

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これから、データ活用をさらに推進していきたい方は、まずはお気軽にご相談ください。
 
 

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この記事を書いた人
神崎 恵

マーケティングプランナー 新卒でイー・エージェンシーに入社。 デザイナー兼マーケティングプランナーとして活動しています。ウェビナーやトレーニング動画の編集にも従事。