Google アナリティクスやGoogle タグマネージャの権限を、広告代理店やベンダーなどの別企業や、社内の別部署の担当者に付与したいと思ったことはありませんか?
広告出稿や効果測定、タグの実装の際に、今後必要になるかもしれません。
しかしながら、権限の付与が不適切だと、後々トラブルを招くおそれがあります。
今回は、そんな時に行っていただくと良い権限設定のあり方や、便利な機能についてご紹介します。
Google アナリティクスで権限管理する方法
別企業・別部署用のプロパティもしくはビューを作成し、権限付与する方法
Google アナリティクスの権限を別企業や別部署に付与したい場合、まず「別企業・別部署用のプロパティもしくはビュー」を作成し、それに対して権限を付与する方法がよく使われます。
付与できる権限レベルは4種類から選択することができ、必要最小限の権限を付与することで、適切な管理と業務遂行とを両立できます。
権限の詳細について
権限の詳細はヘルプをご覧ください
https://support.google.com/analytics/answer/2884495
Google タグマネージャで権限管理する方法
Google タグマネージャの権限を別企業や別部署に付与したい場合、大きく分けて「別企業用・別部署用に別のコンテナを用意するか」「1つのコンテナ内で管理するか」の2つの方法があります。
それぞれ詳しい方法をご紹介します。
【方法1】別企業・別部署用のコンテナを作成し、コンテナゾーン機能を利用する方法
別企業・別部署用のコンテナを新たに用意する場合は、そのコンテナの設定内容を、既存コンテナ側のコンテナゾーン機能(Google タグマネージャ 360限定)で読み込ませるのがお勧めです。
これにより、既存コンテナの設定を外部に見せることなく、Google タグマネージャの設定を行ってもらうことが可能です。
ゾーンの詳細はヘルプをご覧ください
https://support.google.com/tagmanager/answer/7647043
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【方法2】同コンテナ内でワークスペース機能を利用する方法
同コンテナ内での管理を行う場合は、ワークスペース機能を使う権限管理方法もあります。
コンテナへの権限を付与した各企業・各部署ごとに、独立した複数の作業スペース(ワー
クスペース)上で設定作業ができます。
※360は無制限、無償版は3つまで作成可能です。
ワークスペースの詳細はヘルプをご覧ください
https://support.google.com/tagmanager/answer/7059647
Google マーケティング プラットフォーム ホームで権限管理する方法
Google マーケティング プラットフォーム ホームには、ユーザー管理に関する2つの機能があります。
「ユーザーグループ機能」と「ユーザーポリシー機能」を使用する方法をそれぞれご紹介します。
※Google アナリティクス・Google タグマネージャ・Google オプティマイズが対象です。
※Google データポータルのレポートは本機能の対象外です。
【方法1】ユーザーグループ機能を使う方法
複数のユーザーを「グループ」としてまとめることで、グループ単位でアクセス権を付与することが出来ます。
部署単位など多人数を簡単に管理でき、作業時間の短縮につながります。
【方法2】ユーザーポリシー機能を使う方法
条件を指定することで、組織と紐づくユーザーがその条件を満たしているか、ユーザー一覧で確認できます。
例えば、自社のメールアドレスのドメインを登録しておくことで、それ以外(自社社員以外)のユーザーを把握できます。
いずれも、Google マーケティング プラットフォーム ホームの「ユーザー管理」配下のメニューから選択・設定できます。
いかがでしたか?
権限の付与には様々な方法があります。その中から自社にとって最適な方法を選ぶことが、後々トラブルを招かないためにも重要です。
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