Googleが提供する新しいデータ可視化ツールであるLooker Studioの有料版、Looker Studio Proがリリースされました。
現在Looker Studioを使って可視化をしている方も、これから活用したいとお考えの方も、有料版と無料版の機能の違いについて興味があるのではないでしょうか?
今回は、この有料版であるLooker Studio Proと無料版との違いと、Looker Studio Proを導入する際に注意するポイントを3つご紹介します。
※イー・エージェンシーは、「Google マーケティング プラットフォーム(GMP)」「Google Cloud」の認定パートナーです。
INDEX
Looker Studioとは?
Looker Studioは、Googleが提供する高機能なデータ可視化ツールです。Google アナリティクス 4 プロパティ(以下GA4)やスプレッドシートなど、さまざまなデータソースと連携し、効果的に可視化することができます。また、大規模なデータウェアハウスであるBigQueryとの連携もスムーズで、データ分析の幅を広げることが可能です。
Looker Studioは、以前は「Google データポータル」という名称で提供されていましたが、Lookerを買収したことでリブランディングを行い、その後、有料版のLooker Studio Proがリリースされました。
Looker Studio Pro(有料版)とLooker Studio(無料版)の違い3選
有料版であるLooker Studio Proと無料版であるLooker Studioでは、どのような違いがあるのでしょうか?大きな違いを3つご紹介します。
違い1
Identity and Access Management(IAM)により、組織レベルでの権限管理ができる
Looker Studio(無料版)は、GmailやGoogleアカウントベースでの管理となっておりますが、Looker Studio Pro(有料版)では、Google CloudのIdentity and Access Management(以下IAM)で管理ができるようになりました。
IAMは、Google Cloud上で、組織や個々のユーザー、サービスアカウント、リソースに対するきめ細かいアクセス権限を管理することが可能です。
Looker Studio Pro(有料版)は、このIAMを使用することで、レポートを組織レベルで権限管理することが可能となりました。これにより、組織権限外のレポート(誰が作ったかわからない、所有者不明のレポート)が生まれにくく、ガバナンスを制御できるメリットがあります。
違い2
チームワークスペースにより、チームのコラボレーションを改善できる
Looker Studio Pro(有料版)では、レポートをフォルダのように分けて管理できる「チームワークスペース」という機能が利用可能になります。
例えば、チーム単位でフォルダを作成し、他チームのユーザーには閲覧権限のみを許可するなど、最適な権限付与が可能になります。
また、Looker Studio(無料版)では、オーナー権限が必要なため、オーナーが退職した際には権限の移行が必要です。一方、Looker Studio Pro(有料版)なら、組織に紐づけることとなるので、組織自体がオーナーとなり、オーナー権限の付け替えが不要になります。
他にも「マネージャー権限を複数人に割り当てて、オーナー同様の権限を共有する」など、様々な権限管理が可能です。
違い3
サポートと 99.9%の可用性SLA
Looker Studio Pro(有料版)をお使いのユーザーなら「Google Cloud カスタマーケア チャネル」から、サポートを受けることができます。
日々進化するツールを最大限に活用するためには、コミュニティーサイトやウェブ検索だけでは限界があります。公式のサポートからの専門的な回答は、ツールの効果的な活用において非常に心強いでしょう。
加えて、Looker Studio Pro(有料版)では、SLAを提供しています。
Looker Studio Pro(有料版)を組織として活用する際、SLAで保証されていることは、大きな信頼と安心に繋がります。
Looker Studio Pro Service Level Agreement (SLA)
https://cloud.google.com/looker-studio/sla
Looker Studio Pro(有料版)を導入する際に気をつける3つのポイント
ここまで、Looker Studio Pro(有料版)とLooker Studio(無料版)の違いについてご紹介しました。
組織的なレポート管理に長けているLooker Studio Pro(有料版)ですが、具体的に導入する際にはどのような点に注意する必要があるのでしょうか?
Looker Studio Pro(有料版)を導入する際に気をつけるべき、3つのポイントをご紹介します。
注意ポイント1
支払いにはクレジットカードが必要
通常Looker Studio Pro(有料版)の利用料を支払うには、クレジットカードが必要です。
しかし、イー・エージェンシー経由でご契約のお客様なら、請求書でのお支払いが可能となります。
クレジットカード登録をしてのお支払いが難しい企業様は、イー・エージェンシー経由でのご契約がおすすめです。
注意ポイント2
ドル建てでの支払いになる
通常、Looker Studio Pro(有料版)のお支払いは、ドル建てになります。
しかし、イー・エージェンシー経由でご契約のお客様なら、日本円での支払いが可能です。
日本円でのお支払いをご希望の企業様は、ぜひイー・エージェンシー経由でのご契約をご検討ください。
注意ポイント3
ご利用開始の際にGoogle Cloudのご契約が必要
Looker Studio Pro(有料版)の利用には、Google Cloudの組織(GWSもしくはCloud Identity)設定が必要になるため、Google Cloudのご契約が必要になります。
Google Cloudをイー・エージェンシーからご契約いただくと、月々の従量費用を3%お値引きした価格で提供可能です。大変お得なサービスとなっていますので、ぜひイー・エージェンシーからのご契約をご検討ください。
料金(公式)
https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja#pricing
組織として活用するならLooker Studio Pro(有料版)がおすすめ
個人利用でも非常に便利なLooker Studio(無料版)ですが、組織としてデータ活用を進めていく場合は、有料版であるLooker Studio Proがおすすめです。データ活用が進む現代では、誰もがデータを効率的に利用できる環境が必要です。イー・エージェンシー経由でご契約いただくと、通常よりもお得に利用することが可能です。
イー・エージェンシーからご契約するメリット
イー・エージェンシーは、「Google マーケティングプラットフォーム(GMP)」「Google Cloud」の認定パートナーです。Looker Studioの導入と効果的な活用に関して、コンサルティングもご提供していますので、活用に関するお悩みや課題など、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
マーケティングプランナー 新卒でイー・エージェンシーに入社。 デザイナー兼マーケティングプランナーとして活動しています。ウェビナーやトレーニング動画の編集にも従事。
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