Google広告の運用に必須!GA4のオーディエンス設定と作成上限数を緩和する方法

Google広告の配信は、細かいセグメントごとに適切なキャンペーンを設定することが重要です。
Google アナリティクス 4 プロパティ(以下GA4)には、セグメントを作成する機能「オーディエンス」があります。
効果的なGoogle広告の運用には、広告を配信したいセグメントごとに作成した「オーディエンス」の設定が必須と言えるでしょう。

しかし、GA4のオーディエンス作成上限数は100件までとなっており、簡単に使い切ってしまう方も多いかと思います。
今回はGoogle広告の効果的な運用にかかせない、「オーディエンス」の詳細と、作成上限を緩和する方法についてご紹介します。

 オーディエンスとは

「オーディエンス」とは、特定の特徴を持っているユーザーを集めたリストのことです。
ユーザー属性、イベント名、イベントパラメータ等を用いて「オーディエンス」を作成すると、設定した切り口ごとにユーザーのデータを切り分けることが可能です。
標準レポートにおいては、「オーディエンス」をセグメントとして用いることになるため、実際に使用する機会も多い機能になります。
また、GA4では機械学習を用いた将来の予測オーディエンスを抽出する指標を作成することができ、「コンバージョンしそうなユーザー」や「離脱しそうなユーザー」など、様々な軸で「オーディエンス」を作成できます。

これらのオーディエンス設定をGoogle広告に活用することで、ターゲットに絞った広告の配信が可能になります。

GA4で「オーディエンス」を作成する2つの方法

「オーディエンス」の作成方法は2種類あります。

方法1
「設定 > オーディエンス」から作成する

左下にある歯車マークをクリックし「設定」画面を開きます。
「プロパティ」の中にある「オーディエンス」から作成できます。
また、作成した「オーディエンス」を一覧で表示できるため、管理にも便利です。

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方法2
「探索」から作成する

探索レポートを作成し「セグメント」作成画面の右上にある「オーディエンスを作成する」にチェックを入れることで、「オーディエンス」を作成できます。
探索レポートの作成中でも、手軽に「オーディエンス」の作成ができます。 

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1プロパティで作成できる「オーディエンス」の作成上限は100件まで!
「オーディエンス」を効果的に利用する2つの方法

簡単に作成できる「オーディエンス」ですが、ユニバーサル アナリティクス(UA)ではプロパティあたり2,000件作成できたところ、GA4でのプロパティあたりの作成上限は100件までとなっています。
「オーディエンス」はデータ抽出時など広告以外にも利用できるため、すぐに使い切ってしまう方も多いでしょう。
「オーディエンス」を効果的に利用する方法についてご紹介します。
 

方法1
Google広告専用の別プロパティを作る

「オーディエンス」は1プロパティあたり100件作成できるため、複数のプロパティを利用すれば、それだけ作成できる「オーディエンス」の数はアップします。
その際「Google広告専用のプロパティ」など、用途別に切り分けてプロパティを作成することをおすすめします。
ただし、プロパティが複数に分かれることによって、管理が複雑になるデメリットがあります。
 

方法2
GA4有料版へアップグレードして「オーディエンス」の作成上限を緩和する

GA4を有料版にアップグレードすることで、1プロパティあたりの「オーディエンス」の作成上限を100件から400件に増やすことができます。
1プロパティで完結できることが増えるため、「方法1」に比べてプロパティの管理も容易になると言えるでしょう。

また、「オーディエンス」は広告だけではなく、データ分析など、様々な場面で利用されます。
適切な広告配信のために「オーディエンス」の作成枠を確保しておくことが重要です。
 
 

「オーディエンス」を効果的に運用するなら、GA4有料版へのアップグレードがおすすめ

いかがでしたか?
「オーディエンス」は、Google広告の配信だけでなく、データ分析においても重要な機能です。
データ活用を進めるためには、「オーディエンス」の作成上限にゆとりを持った運用をおすすめします。

まずは、ペルソナやカスタマージャーニー、広告施策に添って適切な「オーディエンス」が設定されているかを確認してみましょう。
それでも作成上限をすぐに使い切ってしまう場合は、GA4を有料版へアップグレードすることをおすすめします。

「オーディエンス」の上限緩和には、有料版の契約が必要にはなりますが、「サンプリングの回避データ保持期間の延長」「(Other)の表示回避」「データセットの設定エラーの解消」「サブプロパティの作成」「BigQueryへのエクスポートの上限緩和」「収集できるイベント上限の緩和」など、GA4有料版にはデータ活用を支える重要な機能が揃っています。

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この記事を書いた人
神崎 恵

マーケティングプランナー 新卒でイー・エージェンシーに入社。 デザイナー兼マーケティングプランナーとして活動しています。ウェビナーやトレーニング動画の編集にも従事。