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そもそも、GA4有料版と無料版の違いとは
GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)の無料版と有料版には、どんな違いがあるのでしょうか?
これまでに発表されていた通り、有料版ではデータ量の上限が引き上がるといった違いに加えて、今回の発表では具体的な機能の違いも明確となりました。有料版を検討されている方にとって、関心の高い機能と言えそうです。
本記事では、GA4 有料版のみで使える2つの機能「サブプロパティ」「統合プロパティ」について詳しく解説します。
GA4有料版のみで利用できる便利な2つの機能がリリース
いよいよ、有料版のみで利用できる便利な2つの機能「サブプロパティ」「統合プロパティ」がリリースされました。
GA4には従来のUA(ユニバーサル アナリティクス)にあった「ビュー」がなくなったため、従来のUAと同様に会社や部門ごとにビューを作成して目標設定を行ったり、フィルタを設定して閲覧できるデータを絞り込んだり、ユーザーごとに閲覧権限を設定するといった使い方ができません。
従来のUAで上記のような使い方をしていた方にとって、「サブプロパティ」は待望の機能となります。
GA4有料版では「サブプロパティ」・「統合プロパティ」が利用可能に
サブプロパティとは
サブプロパティは、GA4有料版(Google アナリティクス 360を利用できるアカウント)のみで利用できる機能です。
GA4有料版のプロパティからデータフィルタで指定した、特定のイベントを抽出(もしくは特定のイベントを除外)してデータを確認できるプロパティです。
利用イメージ
(例:複数のサイトやデータ ストリームを1つのプロパティで計測を行っている場合)
例として、複数のサイトやデータ ストリームを1つのプロパティで計測を行っている場合をご紹介します。
こうした利用環境で特定のサイトやデータ ストリームに絞ってデータを確認するには、毎回セグメント等を使ってデータを切り分ける必要があります。
でも、ちょっと面倒ですよね。
このような場合に、サイト毎・データ ストリーム毎のサブプロパティを作成すると、毎回データを切り分ける手間が省けて便利です。
課金対象について
サブプロパティで収集したイベント数の半分のイベントが課金対象となります。
プロパティ全体で1.6億イベントが請求対象です。
統合プロパティとは
サブプロパティと同様に、統合プロパティは、GA4有料版(Google アナリティクス360を利用できるアカウント)のみで利用できる機能です。
統合プロパティを使うと、複数の参照元プロパティのデータを統合し、まとめて確認できるようになります。
ただし、ストリームをまたぐようなユーザー行動はセッションが統合されないので、注意が必要です。
利用イメージ
(例:サービス毎に計測するプロパティを分けている場合)
利用例として、サービス毎に計測するプロパティを分けている場合を挙げてみます。
ユーザーがサービス共通のIDでログインして各サービスを横断利用していても、全体のユーザー数は把握できません。
このような場合、各サービスを計測するGA4プロパティを参照元として統合プロパティを作成すると、重複を排除したユーザー数を確認できます。
課金対象について
統合プロパティで収集したイベント数の半分のイベント数が課金対象となります。
プロパティ全体で3億イベントが請求対象です。
その他のGA4の機能について
その他のGA4の機能については以下の記事でも紹介しています。
詳しく知りたい方は併せてご一読ください。
見えてきた「GA4 有料版」機能・料金体系 ~Google アナリティクス 4 プロパティ最新情報レポート(2022年1月)
なお、サブプロパティ、統合プロパティのそれぞれの実装方法について知りたい方は、以下の記事も併せてご確認ください。
【GA4有料版限定機能】詳しく知りたい!サブプロパティ・統合プロパティで何ができる?作成方法は?
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この記事を書いた人
広告代理店でのライター・プランナー、Webメディアでの企画編集を経てイー・エージェンシーに入社。 わかりやすいコンテンツづくりを心がけています。
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